小窩窩頭

「窩窩頭」（ウォウォトウ）、トウモロコシの蒸しパン

西太后が好きだった点心という言い伝えがあります































「窩窩頭」にまつわる言い伝え

「義和団」事変で西太后が北京を脱出して西安に向かう逃避行の途上

地元の庶民が食べている「窩窩頭」をよく目にしていた

疲労と空腹のせいかそれがとてもおいしそうに見え

早速調達してもらい口にしたそうです。

乱が収まり宮中に戻った後

毎日美食を口にする西太后が「窩窩頭」を懐かしくなり

宮中の料理人に作りなさいと命じ

宮中の料理人は庶民が食べているボソボソの「窩窩頭」を作ると、きっと命を落とすに違いないと思い

機転を利かせて黄粉や砂糖を入れ、甘く柔らかくしっとりした「小窩窩頭」を作り

西太后にお気に入られたそうです

その後西太后は精進料理として好んで食べていたそうです

いまは宮廷料理、最後の点心とされています。

 

韭菜盒子

ずいぶん大きな餃子？！

中身はたくさんの具材を入れ
少量の油でじっくり焼いた粉料理

中国では「盒子」と呼ばれています

「盒子」本来の意味は小型の容器、箱

具材はニラを使うことが多いので「韭菜盒子」と呼ぶわけ

「韭菜盒子」を食べる時に喉が乾きやすいので

おかゆやスープをお伴することが多いです。


ニラの効能（中医学の観点から）

性味：温（体を温める）

帰経：胃、肝、腎（内臓そのものではなく、経絡を指す）

功能：①おなかを温め、気の流れをスムーズに
　　　  ②しこりを散らす、血流をよくする
　　　  ③腎陽を補い、腰と膝を温める

ススメ：春に食用、冷え症、慢性便秘、ドライアイに良い

注意点：陰虚内熱、目の病気お持ちの方に向かない
　　　　　はちみつ、牛肉と一緒に食べないこと。一夜越しのニラもなるべく避ける


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２月２６日（日）の餃子教室は又若干空きがあります。
ご参加をお待ちしております



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葱油餅

新年好！

葱が主役の葱油餅を作りました

葱油餅（ツォンユーピン）とは

小麦粉で作った生地にラードを塗り、葱の小口切りを具として巻き込んで焼いたもの

材料はシンプルですが、コクがあって、大変美味しいです


中医学から見たネギ

ネギは体を温め、肺と胃の経絡に働きかける

痰をなくす効果ありますので、豚肉との組み合わせをオススメします

 

枣泥（ナツメのこしあん）

ナツメ、日本ではあまり馴染みのない食材でしょうか

血を補い、流れをよくする効果があって、蒸したり、スープに入れたりして
中国女性がよく食べる美容食品です




























枣泥（こしあん）を作るから、大き目のナツメを購入

２０分ほど蒸します（濾しやすいため、蒸すよりゆでるほうが良いかもしれない）

部屋中ナツメの香りが漂い




























蒸したナツメを冷まし、皮を剥きます（ブドウの皮を剥くような感覚で）

種を出してから濾す（ナツメの繊維の感覚が好きな場合は省いてもよい）

最後に火にかけ、水分を飛ばし、固めに調整します

１kgのナツメ、７００gの餡が作れました









 

北京で食事

 

























スペアリブのスープです。
入れ物はなんとおしゃれな彫刻の入ってる冬瓜！























お皿の台になるのは2008年オリンピック建築「鳥の巣」をモチーフにしたパンです。

目でも楽しめる料理は最高！
























スーパーの一角です。
北京の人はやはり面食好きですね。