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    飲茶教室
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 鎌倉の野菜とお花。鎌倉野菜は味が濃くて本当においし~
 
 今日は「中医学」と西洋医学の違いの話をしようと思います。

 

 結論から言いますと、「中医学」も西洋医学も素晴らしい(笑)!

 

 
 だれでも経験のある胃痛の例を挙げましょう。

 

 一般的な考え

 消化性潰瘍によるものが多いのですが、胃酸の出過ぎによって起こることもあります。その原因として不規則な生活や食べ過ぎのほかに、ストレスが挙げられます。

 中医学的考え

 原因により、三つのパターンが考えられます。

           原因       対処法

  飲食内傷    食べ過ぎ    大根、山楂(さんざし)

 肝気犯胃    ストレス    バラなど

  脾胃虚寒    冷え      しょうが

 

 「同病異治」と言って、同じ症状でも原因によって対処法が違ってきます。

 

 「中医学」は驚くほど西洋医学と一致するところがありますね。

 


「中医学」の特徴は、病気の治療において、体の部分一つ一つのパーツとして見るのではなく、人体を一つ単位として捉え、調和をはかるという考え方です。

 

もう一つの特徴は、予防医学を重視して発達してきたこと。医師に診てもらうまでもないが体調が優れない時ってありますよね。日々の生活の中で、自然と調和しながら、体内の均衡をとっていく「中医学」独自の考えがあります。

 

 では、中国ではこの二つの医学とどうお付き合いをしているのでしょうか。 


 中国では、「中医」と「西医」(西洋医学)両方とも身近にあります。どっちに見てもらうのは患者本人の判断に委ねます。「中医」でも各専門家に分かれています。

 

 ちなみに、母親は「中医」派、父親はほとんど病院に行かないですが「西医」派です(笑)。

 

それから、中国では、多くの「中医」病院は、「中医学」と西洋医学を結びつけた「腫瘍科」という悪性腫瘍専門の科を持つ。多くの癌患者は何らかの形で抗がん剤や外科的治療と平行して「中薬」(漢方薬)による治療を受けていると言われています。

 

 飲んだことはないですが、「中薬」はかなり飲みづらいらしい。やはり大事なのは病気の予防ですね。

 
 4月から始めた「中医学薬膳」の勉強も病気の予防、薬膳の「膳」に重点をおいて勉強していきたいと思います。

 

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プロフィール
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自己紹介:
神奈川県横浜市在住。中国北京出身。1992年来日。夫が上海赴任中に中華料理を学ぶ。中医栄養学(伝統中国医学に基づく栄養学)を日本料理と結びつけるため、現在、江戸会席料理を勉強中です。自宅で飲茶教室を主宰。
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